ESTAの料金は40.62ドル(2026年10月16日改定)|公式サイトでの申請手順と代行サイトの見分け方

料金・条件・手続きは変わることがあります。この記事は、最終確認日までに公式情報で確認した内容です。申し込みや渡航の前に、記事末尾の公式情報で最新の内容を確認してください(免責事項)。

ハドソン川越しに見たニューヨーク・ロウアーマンハッタンの高層ビル群と青空
写真:King of Hearts/CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

ESTAの料金は1件40.62ドルです。2026年10月16日に40.27ドルから改定されました(連邦官報 91 FR 62534、2026年10月1日付)。

不承認になっても、審査の費用として10.62ドルがかかります(改定前は10.27ドル)。

申請先は、公式サイト esta.cbp.dhs.gov と、CBP(米国税関・国境警備局)の「ESTA mobile app」(公式アプリ)だけです。 これ以外の申請サイトはCBPのものではなく、代わりに申請して手数料を請求する外部の事業者などです。

申請の時期について、CBPは旅行を予約した時点での申請を勧めています。

公式申請サイトのトップとFAQのお知らせ欄でも、2026年10月16日のシステム更新のあとに支払う申請は、すべて新しい料金の40.62ドルになると告知されています(2026年10月16日に確認)。ただし、同じFAQにある「I’ve been charged more than US $40.27 for ESTA, why?」という質問の見出しは、確認した時点では改定前の40.27ドルのままでした。

更新履歴:2026-10-14 初版(2026年10月16日からの40.62ドルは連邦官報で確認)/2026-10-16 公式申請サイトの告知で40.62ドルを確認

要点

項目 内容
料金 40.62ドル(17ドル+10.62ドル+13ドル)、2026年10月16日から
不承認の場合 10.62ドル。審査の費用回収分は承認・不承認にかかわらず必要
支払い方法 クレジットカード・デビットカード(マスターカード、ビザ、アメリカン・エキスプレス、ディスカバー)とPayPal。公式の日本語表記は「ディスカバー(JCB、ダイナースクラブ)」で、JCB・ダイナースはディスカバーの加盟店網で使える扱い
支払いの期限 単独申請(1人分)なら、送信後7日以内に支払える
申請先 公式サイト esta.cbp.dhs.gov と「ESTA mobile app」(公式アプリ、無料)
入力にかかる時間 平均23分(公式サイトの表示)
申請の時期 旅行を予約した時点での申請を推奨(現行の公式FAQ)
有効期間 認証日から2年か、パスポートの有効期限の早い方
1回の滞在 90日まで
承認されない場合 米国大使館・領事館でビザを申請できる

料金改定の経緯

ESTAの料金は、2025年9月以降、次のように変わっています。

CBPが徴収を始めた日 料金 不承認時 根拠
2025年9月30日 21ドル → 40ドル ― 連邦官報 2025-16453(2025-08-28)
2026年1月1日 40ドル → 40.27ドル 10.27ドル 連邦官報 90 FR 52085(2025-11-19)
2026年10月16日 40.27ドル → 40.62ドル 10.62ドル 連邦官報 91 FR 62534(2026-10-01)
  • 2026年1月と2026年10月の改定は、どちらもインフレに合わせた調整として告示されています。
  • 2026年10月の改定で上がったのは、審査の費用回収分(10.27ドル → 10.62ドル、0.35ドル増)だけです。17ドルと13ドルの部分は変わっていません。
  • 公式サイトのFAQは、申請時に費用回収分を払い、承認されると残りの30ドルがかかる、という趣旨で説明しています。
  • すでに承認されたESTAは、有効期間内であれば料金改定を理由に申請し直す必要はありません(公式FAQ)。

公式サイトの見分け方

公式FAQには、代わりに申請して手数料を請求する外部サイトが多数あると明記されています。外部サイトに払ったお金は、CBPからは返金できないとも書かれています。

公式の申請先と代行サイト
  • 公式

    CBPが運営

    • 公式サイト esta.cbp.dhs.gov(末尾が .gov)
    • 公式アプリ「ESTA mobile app」
  • 代行サイト

    CBPのものではない

    • 代わりに申請し、手数料を請求する外部の事業者など
    • 払った手数料は、CBPからは返金できない
    • 返金の交渉先は代行サイトの事業者

申請前のチェックリスト

確認すること 公式の場合
アドレス https://esta.cbp.dhs.gov/ で始まる。末尾が .gov
運営 米国税関・国境警備局(CBP)
料金 申請画面に表示される額が米ドル建てで40.62ドルを超える、または別の手数料が上乗せされていれば公式ではない。円で請求される額は、カード会社の為替換算や海外事務手数料で多少変わる
アプリ CBPの「ESTA mobile app」(公式アプリ。App Store/Google Playで無料)
開き方 検索結果の上の方に出たサイトをそのまま開かず、アドレスを確かめてから入力を始める

第三者による代理申請そのものは認められています。ただし、CBPは第三者の手数料に責任を負わず、返金もできないとしています。

代行サイトの相談件数と事例

国民生活センターは2025年8月6日、電子渡航認証の申請代行サイトに関する相談が増えているとして、注意を呼びかけました。対象にはESTAのほか、英国のETA、カナダのeTA、韓国のK-ETAなどが含まれます。公表された相談件数は次のとおりです。

年度 電子渡航認証の申請代行サイトに関する相談件数(ESTA以外を含む、PIO-NET登録分)
2021年度 78件
2022年度 384件
2023年度 1,022件
2024年度 1,022件(公表ページの値。2023年度と同じ数値)
2025年度 6月30日まで354件(前年同期169件)

見守り新鮮情報 第532号(2025年12月25日)には、ハワイ旅行の事例が載っています。夫婦2人分のESTAを代行サイトで申請し、約5万円が引き落とされたというものです(当時の公式料金は1人約20ドル)。

代行サイトに払ってしまったら

国民生活センターとCBPの案内をもとに、次の順で確認します。

払ってしまったあとの確認の順番
  1. 公式サイトで申請の状況を確かめるesta.cbp.dhs.gov で申請番号などを入力する。承認済みと表示されれば申請し直す必要はない
  2. 画面と記録を残す代行サイトの最終画面、支払い・メールの記録をスクリーンショットなどで
  3. キャンセルをなるべく早く申し出る記録を残すのと並行して進める。申請が完了する前なら、キャンセルできる可能性がある
  4. 相談する消費者ホットライン「188」。海外の事業者なら越境消費者センター(CCJ)でも
  • 公式サイトでの状況の確認は、CBPが勧めている方法です。ESTAが実際に申請・承認されているかが分かります。申請が見つからない場合は、公式サイトか公式アプリで自分で申請します(申請し直すと既存の申請は取り消されます)。
  • キャンセルを申し出るときは、契約時のキャンセル条件も確認します。
  • 相談先は消費者ホットライン「188」です。海外の事業者とのトラブルは、国民生活センターの越境消費者センター(CCJ、オンライン相談)でも受け付けています。

CBPは、外部サイトに払った手数料を返金できないとしています。返金の交渉先は代行サイトの事業者です。

申請の手順と必要なもの

必要なもの

  • ビザ免除プログラム参加国の有効なパスポート(ICチップ付きの電子パスポート)
  • メールアドレス(必須)
  • 連絡先の情報
  • 直近の勤務先の情報(該当する場合)
  • 支払い手段(クレジットカード・デビットカード、またはPayPal)

申請できるのは、ビザ免除プログラム参加国の国民で、訪問者ビザを持っておらず、90日以下の商用・観光で米国に行く人です。

手順

ESTAの申請の流れ
  1. 公式サイトかアプリを開くhttps://esta.cbp.dhs.gov/ か、CBPの「ESTA mobile app」(公式アプリ)
  2. 申請の種類を選ぶ1人分の単独申請か、複数人のグループ申請か
  3. 申請内容を入力するパスポートの情報・連絡先・勤務先などと、渡航資格に関する質問。平均23分と表示される
  4. 支払う単独申請なら、送信後7日以内に支払える
  5. 結果を確認するすぐに判定できない場合は「審査中」。決まったら通知され、公式サイトで確認できる
  • 公式サイトのアドレスは https://esta.cbp.dhs.gov/ です。公式アプリでは、パスポートの読み取り、自撮りでの本人確認、申請、状況の確認ができます。
  • 審査にかかる日数の公式の目安は見当たりません。

画面で求められる場合がある項目

  • 顔写真(セルフィー):公式サイトには、セルフィーを提出する画面向けの文言があり、「パスポートの写真と全く同じセルフィーを提出した場合、申請はキャンセルされます」と書かれています。公式アプリでは自撮りで本人確認をします(CBP 2023年発表)。ウェブ申請で全員に求められるかは確認できていません。
  • SNSの情報:SNSのアカウントを入力する項目があり、アカウントがない場合の選択肢もあります。必須か任意かは、申請時の画面の表示に従ってください。

申請の時期は「旅行を予約した時点」

現行の公式FAQは「旅行を予約した時点で申請する」ことを勧めています。 CBPのESTAのページにも、旅行の準備を始めたらすぐ、または航空券を買う前に申請するよう書かれています。

よく見る説明 根拠
旅行を予約した時点で申請する 現行の公式FAQ・CBPのESTAのページ
出発の72時間前までに申請する CBPの2018年12月11日の発表。現行の公式FAQには見当たらない
  • 2018年の発表では、即時の承認はなくなったとして、出発の72時間前より前に申請するよう呼びかけていました。
  • 同じ発表で、承認されたESTAがない渡航者は飛行機に搭乗できないとしています。
  • 審査の日数について、現行の公式な目安は見当たりません。「72時間あれば間に合う」とは考えず、予約した段階で申請しておくのが公式の推奨に沿った進め方です。

有効期間と滞在できる日数

  • 有効期間:取り消されない限り、認証日から2年間か、パスポートの有効期限までのどちらか早い方です。
  • 1回の滞在:90日までです。ESTAの承認は、2年間続けて滞在できるという意味ではありません。
  • 入国の可否:ESTAの承認は、入国できることを保証するものではありません。入国できるかどうかは、到着時にCBPの係官が判断します。

有効期間内でも、パスポートを新しくした場合は申請し直しになります(次の表)。

ESTAが使えない・注意が要るケース

ケース 扱い
米国で乗り継ぐだけ ESTAが必要。申請時、乗り継ぎのための訪問かを尋ねる質問に「はい」を選ぶ
乳幼児・子ども 年齢を問わず、乳児を含めて一人ずつ承認が必要
パスポートを新しくした 新たに申請し、料金も払い直す
2011年3月1日以降にイラン、イラク、リビア、北朝鮮、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンへ渡航した 原則としてESTAは使えず、米国大使館・領事館でビザを取得する。参加国の軍務・政府の公務での渡航などに限られた例外や、個別の免除がある
2021年1月12日以降にキューバを訪れた 限られた例外を除きESTAは使えず、ビザが必要。承認後に判明した場合はESTAが取り消される。参加国とキューバの二重国籍の人も対象外
不承認になった 状況が変わらない限り、申請し直しても不承認になる。米国大使館・領事館でビザを申請できる
90日を超えて滞在する/商用・観光以外の目的 ESTAの対象外。目的に合ったビザが必要

グアム・北マリアナ諸島には別の制度があり、この記事では扱っていません。

よくある質問

Q. ESTAの料金はいくらですか。 A. 1件40.62ドルです(2026年10月16日から。連邦官報 91 FR 62534)。それ以前は40.27ドルでした。

Q. 不承認になったら返金されますか。 A. 審査の費用回収分は、承認・不承認にかかわらず必要とされています。不承認の場合にかかるのは10.62ドルです。

Q. 承認済みのESTAは、料金が上がったら取り直しが必要ですか。 A. 不要です。有効期間内のESTAは、料金改定を理由に申請し直す必要はありません(公式FAQ)。

Q. 子どもの分も必要ですか。 A. 必要です。乳児を含め、年齢を問わず一人ずつ申請し、一人ずつ料金がかかります。

Q. 乗り継ぎだけでも必要ですか。 A. 必要です。米国で乗り継ぐだけでもESTAの承認が要ります。

Q. 公式サイトで申請したかどうか分かりません。 A. 公式サイト esta.cbp.dhs.gov で申請番号などを入力して、申請の状況を確認できます。CBPもこの方法を勧めています。支払った額がESTAの料金より大きく高い場合は、代行サイトを使った可能性があります。上の「代行サイトに払ってしまったら」を参照してください。

Q. 何日前までに申請すればいいですか。 A. 現行の公式FAQは、旅行を予約した時点での申請を勧めています。「72時間前」は2018年の発表に基づく説明です。審査にかかる日数について、現行の公式な目安は見当たりません。

Q. ESTAが承認されれば必ず入国できますか。 A. いいえ。入国できるかどうかは、到着時にCBPの係官が判断します。

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